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まもるの のほほん日記 vol.8

みなさん、ごきげんよう。  僕まもる。

今日は西山動物病院の博士を紹介しようと思う。

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彼女の名は 『 ナナ 』 。 三毛猫 2才 ♀ 

彼女は水が大好きである。

水が好きと言っても、お水は飲むものと思っている僕たちお年寄り猫とは訳が違う。

「水とは飲むだけのものではにゃい。 水には無限大の可能性があるのにゃ!」 彼女はそう語る。

そんな彼女のことを水博士と呼ぶ者も少なくはない。

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彼女の水の研究は昼夜を問わず行われる。

 

朝はまず、タオルを洗っているスッタフのもとへと駆け寄り、すぐさま今日の水の具合をチェックするのである。

この場所のチェックは朝の1回だけではない。1日に何度も何度もチェックするのだ。

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僕は彼女に 「 なぜ何度も何度もチェックするのか? 」 と聞いたことがある。

「 水は毎日変化し、その1日の中でもいろいろな表情をみせてくれるのにゃ。 」 彼女はそう答えた。

僕にはさっぱりわからなかったが、なんだかスゴイと思ってしまった。

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水の飲み方も僕らとはひとあじ違うのだ。

まず飲む前に、じっくり、そしてゆっくりと水をかきまぜるのである。

こうすることによって、より柔らかく、よりまろやかな美味しい水になるそうだ。

そして、かきまぜるだけではない。

飲むときは、片方の前足を水の食器の中へと突っこむのである。

前足を水の中へ突っこんだままの状態で彼女は水を飲む。

 ↓ ぜひとも下の写真をクリックして拡大して見て頂きたい。 どっぷり水に浸かっているのがよくわかります。

飲むときも常に前足で水を感じていることが大切なようだ。

濡れることがキライな僕はこの姿をみるたび関心してしまう。

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彼女の研究は夜になっても休むことなく行われる。

夜7時近くになると、僕らはそれぞれの部屋(ケージ)へと戻る。

すると彼女は自分の部屋に入ってわずか数分で自分の飲み水を研究のために全て使い果たしてしまうのだ。

スタッフが気づくと彼女の食器の中にもう水はない。 水の食器は必ずひっくり返っているのである。

スタッフは気づくたびに何度も何度も新しい水に交換するのだが、わずか数分後にはひっくり返し空っぽにしてしまうのだ。

この件に関してはスタッフみんなが呆れてしまい、彼女はたびたび怒られていた。

しかし。  スタッフが帰ったあともこの研究は続くため、もちろん翌朝彼女の水は空っぽなのである。

 

夜のあいだノドは乾かないのだろうか。僕には不思議でしかたない。

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そんな彼女だがスタッフに怒られてばかりではないのだ。

実は彼女はなかなかの甘え上手。

研究の合間にスタッフへ近寄り 「 抱っこ ♡ 」 とねだるのだ。

この抱っこ攻撃には普段怒っているスタッフでもメロメロになってしまう。

これは僕もぜひ見習いたいところだ。

彼女にはまだいくつか僕や他の猫とは違う特徴があるんのだが少し長くなってしまったのでまたの機会に紹介しよう。

今後も僕は水博士の活躍を追っていくだろう。

では、また。

                                                      

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