スタッフブログ

Home > > 地元行事

地元行事

暑かった夏も終わり、朝晩めっきり涼しくなりましたね。

先日は中秋の名月でお月様もとってもキレイでしたよね。

気温の差も激しいので、風邪などひかない様に気を付けましょうね。

さて、二人の子供の長い長い夏休みもようやく終わり、大きな病気、ケガ、事故に遭うことなく無事に過ごせた事、何よりだと思っています。

その長い夏休みが終わると、私の住む地域では「葛塚まつり」と言う、恐らく、地元に住んでいる住民のほとんどの方が待ちわびているんじゃないかと言う大きな祭りが待っています。(ちょっと大袈裟ですね。)

まずはその「葛塚まつり」について 簡単にお話したいと思います。

葛塚まつりは新潟市北区の豊栄地区中心部で開かれる祭りで、毎年9月5日~8日までの4日間行われます。

古くは宝暦11(1761)年に遠藤七郎座衛門宗寿が提唱した葛塚市(くずつかいち)の開設が幕府に認められた事を祝い、翌年宝暦12(1762)年から創められた祭りで、現在では「民謡流し」・「葛塚石動神社秋季祭礼」・「葛塚稲荷神社秋季祭礼」とよんでいます。

江戸時代に商人の町と職人の町を代表する灯籠が稲荷神社参拝を競った事に始まる約250年の歴史を誇る祭礼です。

この祭りで必要なのが8つの町内が作る『灯籠』です。

この『灯籠』は各町内によって違いますが、私の住む町内では8月のお盆過ぎから、町内の有志が夜な夜な集まり(笑)、公民館でせっせと制作します。

毎年、題材を決め、竹で骨組みをし、紙張りをし、色塗りと言う作業を行い、大人が担ぐ灯籠と、子供が担ぐ灯籠を制作します。

これらの作業には子供も参加するのですが、大人達が祭りについてどんな話をして、どんな事をするのかを見て聞いて、子供にとって大事な社会勉強で、とても良い経験になると思います。

この様に、祭り前は灯籠の制作に、笛の練習に、太鼓の練習にと、子供達は大忙しです^_^;

私の町内では、小さな子供達も担げる様に、子供の灯籠だけで3個の灯籠を作ります。

これが大人の灯籠です。 今年の題材は【大鯰と要石】です。

【大鯰と要石】とは、江戸時代、地震は地中の大鯰が暴れて引き起こすと信じられていて、地震が起きない様にと、この大きな石で大鯰を地中に押さえ込んでいた。と

言われています。

私の町内では、この石を地球儀に変えて制作してみました。

これが子供の灯籠です。(一番小さな子供灯籠を撮り忘れました、スミマセン)

最大の見どころは祭りの最終日に行われる《灯籠の押し合い》と呼ばれる物なのですが、8町内の灯籠が1町内ずつトーナメント式で押し合います。

その押し合う光景や灯籠の見事さは勇壮で迫力満点! 灯籠の押し合いは、あまりにも押し合いが激しい事から、<喧嘩灯籠>とも言われています。

この押し合いを見るために県内から3万5千人の見物客が訪れると言われています。

町内によって違いますが、祭りの3日間、昼間は子供の灯籠、夜は大人の灯籠が夜中まで町内を練り歩き、町内巡業や、祝儀もらいにも行きます。

そして、この祭りにとって欠かせない物が笛と太鼓です!

我が家の子供達も娘は笛、息子は太鼓と、昼・夜と出ているのでクタクタの筈なんですが、祭りが始まると、何て言うんですか、アドレナリンと言いますでしょうか、疲れを感じないんですね^_^;

後ろからの図でスミマセン。 娘が笛を吹き、息子が太鼓を叩いてます。

祭り好きの人間は、一年をこの祭りの為に過ごしていると言っても過言じゃない位、祭りが楽しみで、待ち遠しくて、祭り中心に生活しています(少なくとも我が家は、、(笑))

祭りが終わると力が抜けて、次の祭りまでの一年をどうやって過ごそう、、、と思いながらまた一年を過ごす事になります(笑)

因みに我が家では、気付くと祭りのビデオがついています^_^; 誰かしらつけるんですね(笑)

それから、地域の小学校も、祭りの期間中はお昼で上がりになります。

道路で灯籠が回っていると、灯籠が回り終わるまで車も止めます。

東区から嫁いだ私は最初、これらに本当に本当に驚きました。

でも、子供達が居なければ、灯籠の担ぎ手も居ないし、山車も引っ張れないし、大事な笛や太鼓を叩く人間も居ない。祭りに参加するにつれ、意味が分かりました(笑)

こんな風に5日の民謡流しから、8日の灯籠押し合いまで、祭りに出る側の人達と、祭りを仕切る関係者の方、それから、子供達が事故に遭わない様に交通整理をしたり、灯籠を担ぐ若衆がケガをしない様に一生懸命に動き回る世話人、取締の方達の力があって、祭りを行う事が出来ています。

この伝統ある素晴らしい祭りを、子供達にしっかりと受け継いで行って欲しいと思います。

 

それから、もう一つご紹介します。

北区では毎年9月に福島潟の自然に触れる文化祭で、公園全域で開催される【福島潟自然文化祭】と言うイベントがあります。

秋から冬にかけて北から飛来するオオヒシクイを10,000万本のロウソクで迎える《雁迎灯》で、秋の日の夕暮れに巨大な光の翼が浮かび上がります。

ロウソクを灯した向かいにあるビュー福島潟の展望台から見るその光は圧巻で、本当にキレイです。星でも出てると尚、最高です!

ただ、今年は雨こそ降らないものの、非常に風が強く、点けても点けても消えてしまって、展望台から見た時にはかなり灯が消えてしまっていたので、写真に上手く写らず、、、なので、違う年の雁迎灯を載せました。

今年はこのイベントに、娘が合唱とナレーションで参加、良い経験になったと思います。

この他にも、オニバス潟鍋や(スイレン科で、日本の水生植物の中で一番大きな約2mの葉をつける一年草で、福島潟が日本の自生の北限です)、

フラメンコ、jazzなどのコンサートもあり、楽しい時間を過ごせます。

オニバスの葉です。

興味がおありの方は是非、一度足を伸ばしてみて下さい♪

、、、、、、、と、私の住む地元行事の紹介をさせていただきました。

私が子供の頃 過ごした故郷ももちろん大好きですが、嫁いだ北区は色々な自然に触れる事ができ、子供にとって、とても良い環境だと思います。

地域の方達と触れ合い、関わり、携わり、色々な事を学び、成長させてもらえたらなぁ、、、と思っています。

 

仕事と関係ないお話になってしまい、申し訳ありません(*_*)

最後まで読んで頂き、有難うございました!

受付  山田 久美子

Home > > 地元行事

検索
フィード
管理者用メニュー

ページの先頭へ戻る